消費者金融においては、審査における基本的な基準はどこでも同じです。
ようは、借り入れを申し込んできた相手が、返済能力があって信用できそうかどうかという事に尽きます。
つまり、
・現在の勤務先に勤め始めてから、一定以上の期間、辞めずに勤めを続けているか。
・一定以上の定期的な月収(年収)があるのか。
・現在の住所に住み始めて、一定以上の期間が経過しているか。
・携帯料金などの滞納がないか。
・すぐに連絡を取りたいときに、取る事は可能なのか。
・他社からの借入はあるのか。あるとしたら何社からどのくらい借りているのか。返済はきちんとしているのか。
といったところが、共通の基本的なポイントになります。
ですが、実際には、「A社で申し込みをしたら審査に落ちたけど、B社で申し込みをしたら融資をしてくれた」というような話はよく聞きます。
これは、審査基準のポイントは、どこの会社でも基本的には同じですが、具体的に審査基準をどう「運用」するかは会社によって異なるからです。
例えば、他社からの借入について、A社では「1社までならOK」なのに対し、B社では「2社までならOK」だったりすることはよくあります。
もちろん、この場合は、延滞無しできちんと返済していることが前提条件ですが。
また年収に関しても、A社では「年収300万円以上であること」が条件なのに対し、B社では「年収200万円以上ならOK」ということも珍しくありません。
なので、消費者金融への申し込みの際には、候補を複数挙げておく方がいいかもしれません。
ただし、消費者金融会社を含めて、貸金業者では信用調査会社を通じて他社への申し込み状況もチェックしていますので、
短期間に立て続けに申し込みをすると、貸金業者が最も警戒する多重債務者(あるいはその予備軍)と見なされる可能性がありますので、注意が必要です。