“闇金融”というと、「暴力で取立てをする」、「生命保険を作らされ自殺に追い込む」、「高金利で貸す」という暴力団の行為でしたが、
現代では、それも変わってきているようだ。そんな事をして、警察にごやっかいというのは馬鹿な行為と思うようになってきたらしい。
闇金融も新しいビジネスとして、「ソフト金融」というお金貸しを始めた。
暴力的な取立て等の行為はせず、金利は、年率40%~80%、月30%~40%という業者もあるらしい。
少額の融資となると金利が高くなる傾向で、1回の貸付金額は、3万~5万円ほどで、期間は2週間ほどらしい。
従来の“暴力的な行為も無しに取立てをする”闇金融は、どうやって取立てをしているのか。それは、人間関係を利用しているらしい。
例えば、消費者金融が、テレビコマーシャルや媒体等で宣伝費を使わず、「ソフト闇金」はクチコミを利用しているようだ。
人間関係を利用し、紹介した人と紹介された人をグループにして、一人が返済しないと、グループの他の人の貸付をストップすると言い出し、
すると、他のグループは、返済しない人を説得する。自分が手を汚さずに、人間関係を利用する返済の取立てを考えたようだ。
もうひとつの取立て方法は、少額な融資を行う前に、担保として、利用者が愛用する小物(サングラスや小銭入れなど)を預かる。
借りた物は、普段身につけているものは、愛着が湧いているという心理を利用すると回収率が上がるという事をしているらしい。
それに、孤独な多重債務者の悩みを聞き、依存させて、自分の言いなりにさせて、顧客を増やす戦略をとっているらしい。
これなら、違法している訳でもなく、警察も手が出せない。
もうどこにも、お金が借りられない人にとっては、「ソフト闇金融」は、多重責務者(ローン難民)の救出所となっており、増加するのも間違いはないだろう。
闇金融の怖いところは、この「ソフト金融」の売上が下がれば、他の方法を考え出してくるだろう所だ。絶対に、手を出してはいけない。