借り換えには大きく分けると2種類あって、ひとつは現在しているキャッシングよりも金利などの条件が少しでも良いところから借りるという場合と、
もうひとつは何か所からもキャッシングしているものをひとつにまとめたいという場合でしょう。
条件の良いところで借り換えをするには、今借り入れをしている金利などを確認して、他の会社で実際に同額の借り入れをした場合に条件がどうなるのかをよく調べる必要があります。
その借入金額が50万円以内であれば、各社ともその会社の最高金利となっていることが多いので、例えば金利5%~15%となっていればここで借りれば15%なんだなと目安を付けることができます。
それ以上の金額であれば、利用限度額ごとの借入利率表をきちんと確認する必要があります。
このとき、今キャッシングしている会社が年18%で、こちらの会社なら15%だから3%得になるといったケースだけでなく、自分が利用している会社の金利をよく調べてみる必要もあります。
例えば利用限度額が50万円までは金利が15%だけど、50万円を超えて100万円までは13%になっているといったことがあるからです。
利用限度額を増額したからといって増えた分を実際にキャッシングする必要はありません。
特に銀行系や信販系の会社では、この利用限度額に応じて借入利率を決定しているところが多いので、限度額だけ増額して金利だけ下げれば良いのです。
なかなか最初から利用限度額をたくさん認めてくれることは難しくても、今まで利用してきちんと返済をしていればそれが信用と実績になり増額の申込みに応じてくれることはあるのです。
次にたくさんある借り入れをひとつにまとめる場合ですが、これはできる場合とできない場合があります。
というのは、よくおまとめローンといわれているものは実際には使い道が自由のフリーローンをおまとめローンにも利用できますといってPRしているケースが多いため、
10万円を5か所から借りているのでこれを50万円借りて1本にしたいといった金額には対応できても、
50万円ずつ4か所から借りているのでこれを200万円借りてまとめたいといった場合には、
現在の200万円+新規の200万円といった審査をされてしまうことも多く、審査の結果50万円ならOKですといったことにもなります。
こうしたケースでは、少しでも金利が高いところを優先して返済するなどして、借り入れ件数を減らすことから始めるとうまくいくでしょう。