By: david pacey
どうして闇金融なんか利用してしまうのか、普通の状態の人にはあまり理解できないことでしょう。
最初から闇金融を利用する人なんて、ほとんどいません。
もうどこも貸してくれなくなるから、最後には闇金融でも何でも、貸してくれるところがとにかくありがたく思えてくるのです。
個人でも自営業や法人でも、銀行系や消費者金融大手の会社の審査に通らなくなって中小の金融会社に審査を申し込むようになってしまうと、
そのどこからか情報が洩れて向こうから融資をセールスする電話やFAXが届くようになります。
そうした時に審査だからとうっかり銀行の口座番号を教えたり、審査用紙に記入したりするといつの間にか勝手にお金を振り込まれて高金利の取引を始められることがあるので、絶対にやめましょう。
そんなマンガみたいな手口が実際にあるわけないと思う人は、各地区の財務局や都道府県、貸金業協会のホームページなどで検索をしたり一覧を見てみてください。
驚くほどたくさんの業者名があげられています。
登録免許番号がない会社には注意しましょうとか、免許番号が（1）など若い番号の会社は社歴が浅いので要注意ですなどとも言われますが、闇金融の会社は全くそんなこと気にしません。
平気で使われなくなった会社や廃業した会社の番号を名乗りますから、テレビでCMをやっているような会社でなければ、まずは疑って調べた方が良いくらいです。
闇金融の会社の手口はいろいろとあります。
利息制限法だけでなく出資法にも違反するような高金利を要求するケースや、金利とは別に様々な手数料を要求するケースもあります。
うちでは無理だけどOKな会社を紹介しますと紹介料を取る会社もあれば、次々に仲間の会社が連絡してきてみんなで食い物にしようとするシステム金融もあります。
クレジットカードのショッピング枠で買い物させた商品を安く買い取られたり、リース金融といってリース名目で商品を買わされたりして料金を返済させられることもあります。
もしそんな状態になっているのなら、少し冷静に考えてください。
まともな会社が貸してくれないのには、それなりの理由があるのではないでしょうか。
そんな無理をしてまでキャッシングしても、またその先にはそれ以上の苦労が待っているだけではないでしょうか。
本当に闇金融からキャッシングをしようと思うくらいなら、債務整理を検討した方がよほど毎日も楽になるといえます。
