キャッシングを利用するときどうしても一度は必要となるのが審査なのですが、この審査が甘いとか厳しいとかの違いがあるといわれることがありますが、本当にそうでしょうか。
程度の差はありますが、審査について厳しいところとそれに比べれば甘いところの差はやはりあるといえます。
審査に厳しいところとは、表現を変えればその会社がどういった人にリスクを感じているかということであり、それは会社ごとに少しずつ違います。
例えば、信販系や消費者金融系は改正貸金業法の総量規制の対象となりますので、年収の3分の1を超えるキャッシングはしたくてもすると法律違反となります。
しかし銀行系はこの総量規制の対象外となりますので、意外にもこの3分の1を超える部分にはできる限り申し込みに応じようとしています。
その意味では、この点では銀行系の方が審査に甘いとも言えます。
その他の点で銀行系には独自の厳しさがあり、信販系や消費者金融系と比べて借り入れ件数が多い人に対して審査が厳しくなる傾向にあります。
もうひとつ、銀行系の審査は消費者金融系の借り入れの多い人にも厳しくなるようです。
こう考えると、消費者金融系では、どうしても30万円とか50万円といった小口資金のキャッシングが中心となりますので、
今、必要なのは50万円までだけど、ひょっとしたら将来は100万円~200万円くらい必要となるかもしれないと思っている人は銀行系に絞ったキャッシングをして、
将来の増額審査に備えて確実に返済をしながら信用と実績を作った方が良いかもしれません。
いくら審査が甘いとはいっても程度問題で、信用情報機関に金融事故情報が登録されている人のキャッシングに応じてくれる会社はわずかです。
特にキャッシングをしている会社は延滞情報を嫌います。
今は結構厳しく、60日を超える延滞で即事故情報として登録をする信用機関もあるようですので、注意が必要です。
注意と言えば、よく比較サイトなどで、いろいろ審査が一括で申し込めて便利ですなどと書かれているのを見かけますがとんでもない話で、
1ヵ月に3件以上など、短期間に集中して審査を申し込むと注意情報として登録され、半年程度それが残る可能性があるので安易な申し込みをしてはいけません。
後発や中小の会社にとっては、5年以上前の債務整理や1度だけの延滞なら審査を通してくれる場合もあるようで、やはり大手と比べると審査は甘くなるようです。