あなたの借金人生はいつから始まりましたか?
もう、7年以上払っているのに終わらない・・・なんて人は、『過払い』になっているかもしれません。
『過払い』とは金融会社に利息を払い過ぎた事を言います。
以前、日本には利息制限法(上限20%)と出資法(29.2%)と言う、お金を貸す場合の利息の制限が2つありました。
多くの金融会社は出資法の利息を採用していたので、なんだかおかしな利息のグレーゾーンが存在したのです。
2010年6月にこのグレーゾーン金利の廃止が行われ、現在は10万円未満は金利20%、10万以上~100万円未満は18%、100万円以上は15%の金利となりました。
グレーゾーン金利の廃止前、29%の利息で100万円を金融会社から借りてたとして、年間30万円を払ったとします。
けれど、100万円の利子が29万円なのですから、元金の100万円の内、1年間で元金は1万円しか返してない事に成る訳です。
2年目は元金99万円に対して利息が年間28万7千円。
2年目以降から完済までずーっと年間30万円を払い続けたとして、
2年目で元本を¥22.900返済、
3年目で¥39.541返済、
4年目で¥61.008返済・・・
なんと完済迄、15年も掛かるのです!
本来なら、100万円で15%の利息になるので、年間15万円が利息になります。
同じように年間30万円払い続けるとすると、1年目に元金が85万円になります。
2年目は元金85万円に対して利息が年間12万7千円。
2年目以降もずーっと完済まで年間30万円を払い続けたとして、
2年目で元本を¥322.500返済、
3年目で¥520.875返済、
4年目で¥749.006返済・・・
なんと5年で完済となります。
なので、7年以上払い続けているのに終わらない…と言う方は、利息がどうなっているのかを調べる事をお勧めします。
「何社もの消費者金融会社から合計400万円借りていて、返済が毎月大変」と言う方が、「過払い状態になっていて、500万円程返金された」なんて話も有ります。
思い当たる人は、弁護士や専門家に相談する事をお勧めします。
あなたの借金も既に完済しているかもしれませんよ。