By: Chris Potter
お金を借りる時、よく「計画性を持って」借りるようにしましょう、というような文字が踊っているのを見る事はありませんか？
そんなの当たり前の事じゃないの？と思うかもしれませんが、その『当たり前』の事を、わざわざ目や耳から情報として伝えるのには理由があるのです。
もし、借入を行ってから完済するまでに、支払いが滞ってしまったらどうなると思いますか？
例えば、頻繁に返済日から支払いが遅れたりすると「遅延」となり、そのまま支払いを行う事が出来なくなれば、
それは「延滞」という、お金を借りる上で行ってはならない「マイナス事項」となるのです。
このマイナス事項は他にもあり、延滞から期間を置いてもなお、支払う事が出来なければ「強制解約」となってしまったりもします。
また「自己破産」や「債務整理」に関しても、ローンに関係する事柄である事から、マイナス要素となり、
これらのマイナス要素は、個人の信用情報として、情報を取り扱う信用機関に、一定期間、記載される事になります。
主に「遅延」や「延滞」はおよそ5年間で、「強制解約」や「自己破産」「債務整理」などは10年間、情報が消える事はありません。
このように、借入を行うからには、完済までの「計画性を持って」行う事が出来なければ、それから先の人生を損してしまう可能性があるのです。
お金を借りる事というのは、時として必要な時がありますが、だからといって、穴だらけの計画では、最終的には上記のどれかの事態に陥ってしまう可能性が極めて高いと言えます。
だからこそ、返済には余裕を持つ事が重要であり、計画性を持った借入が大切なのです。
急な出費は、誰にでも起こりうる事ですから、きちんとした計画を立てたとしても、寸分の狂いなく遂行していく事は困難かもしれません。
それでも、わざわざ「計画性を持って」と言い続けるのには、それから先の将来や生活に関わってくるからである事を覚えておいて下さい。
