借金を組むには、基本的な信用が必要であり、そのためにも、連帯保証人が必要だとお考えの方も多いのではないでしょうか。
まして、「即日でお金をもらいたい」というような追加の条件を加えるなら、なおさら連帯保証人を用意して、
絶対に返済に応じる覚悟を見せなくてはならないように感じられることもあるでしょう。
金融機関の広告の中にある「即日融資」という文字を見て、そのようなサービスをイメージしてしまうのも無理はありません。
この点について、意外な事実があります。
即日融資というのは、連帯保証人を用意することで初めて可能になるサービスなどではなく、基本的には借入を行ないたい方が、単独で利用することができるサービスなのです。
即日で融資を受けられて、なおかつ連帯保証人なども不要という条件に、なにやら胡散臭さを感じる方もいらっしゃるでしょうか。
その気持ちも無理はありませんが、そもそも、金融機関などから提供されている、近頃の融資サービスにおいて、連帯保証人などを要求されないケースはそれほど珍しくありません。
一昔前においては、連帯保証人を用意することが常識ではありましたが、現在ではもうそれは古い常識へと変わっています。
信じられないという方は、銀行などが提供している融資(即日融資も含めて)を調べてみるとよいでしょう。
意外なことに、連帯保証人などが不要とされているプランが、いくつも見られることがわかると思います。
したがって、もし即日融資を検討している場合でも、「こんなワガママを言うんだから、ちゃんと連帯保証人を用意しないと……」などと気負う必要はないのです。
ケースによってはパートやアルバイトの方でも、連帯保証人などをつけず、単独で融資を受けている事例もあるのです。
そのようなプランを選んでいれば、必要となるのは、融資を受けるに値するだけの社会的信用や返済能力のほうだとお考えください。
その点さえクリアできているのなら、連帯保証人は必要ない可能性が高いのです。
ですが、やはり連帯保証人がまったく不要であり、絶対に要求されないかと言われれば、絶対に不要だと断言できるわけではありません。
同じ融資であっても、数十万借りるのと、数千万借りるのとではニュアンスがまったく違ってきます。
前者であれば、単独ですぐに融資してもらえる可能性がありますが、後者となると、やはりいろいろと制限や条件が付き、その一環で、連帯保証人を要求される可能性もないとはいえません。
融資を行う側にしてみれば、額が大きくなるにつれ資金を回収できなくなるリスクは高まり、そのリスクへの備えをしたいと考えるのが自然です。
連帯保証人が表立って要求される機会が減ったとはいえ、連帯保証人という制度が金融機関に与える安心度はいまだ小さくありません。
いざというときに備えて、連帯保証人をつけたいという本音を持っている金融機関も少なくはないでしょう。
そのため、条件やプランによっては金融機関側から要求される可能性はありますし、もちろん申請者のほうが連帯保証人を用意しても構わないわけです。
即日融資は、連帯保証人が不要とされることもあるほど、気軽に利用できることは先にも述べましたが、だからといって、自分が絶対に審査を通過できると決まっているわけではありません。
確実に審査を通過するために、連帯保証人をあえて用意するということも、検討の余地はあります。
金融機関からすれば、連帯保証人がいて悪いことはありません。
現代の感覚に慣れた方からすれば、古風な方法のように思えるかもしれませんが、このような方法によって、
即日融資を受けるということも、借金を組む上ではスタンダードなよい方法といえます。