大原則としては、「友達からは、借りないのが一番!」
既に借りてしまってからいきなり、反対の内容を書くようですが、まず、大原則として、「友達からは、借りないのが一番」と考えてください。
友情が大切なのであれば、お金の貸し借りについては慎重であることが、一番です。
貸したにしても、借りたにしても、お金をめぐるトラブルは、しばしば友人関係を壊す原因となります。
ですから、リスクはできるだけ遠ざけるという意味で、まず、
「借りないで済むなら、出来る限り借りない、どうしても借りないと困るときは、友人以外から借りられる方法を先に検討する」ということが望まれます。
それでも、やむを得ず、緊急で借りてしまったときは、「できるだけ少額」が基本です。
友情はお金では買えるものではありません。ごくわずかなお金の貸し借りで、友達を失くすのは、人生全体に対する損失と言えます。
友達から借りたときは、「できるだけ短期間で返す」のが望ましい
そうはいっても、病気や突然の怪我など、突発的な状況下で手持ちがなく、借りざるを得ないという場面はあるでしょう。
そうしたときには、出来るだけ少額を借りるにとどめ、次には、「できるだけ短期間で返す」ということが望ましいです。
お金を借りるとき、人間はしばしば、目の前に迫ってきた危機を乗り越えることだけに集中していしまい、その後始末ともいうべき「返済」については目が届いていないことが多いものです。
借りて危機を脱することができると、それだけで安心してしまい、返すことは完全に忘れたかのような態度をとったなら、確実に友情は終わるとみていいでしょう。
貴方の借りたお金は、大切な友達の生活を支え、将来の夢を実現するための資金の一部です。
必ず、返さなくてはなりませんし、できたら、大切な友達生活に悪影響を及ぼすことがないよう、速やかに返済しましょう。
借りなくてはならない状況は、たとえ、突発的な出来事であったにしても、貴方の落ち度であると考えて、
消費者金融などから借り入れてでも、友達への返済を優先して行う努力をしましょう。
返済が遅れてしまったときは?
お金を借りたときは、返済期限を守ることは、相手の信頼を失わないために最重要ポイントと言えます。
それは分かっていても、様々な事情から、返済が間に合わないという場面はあり得ることでしょう。
もし、約束した期限に返済が間に合わない!という時には、なるべく早めに、「全額返済が難しくなった。」ということを伝えお詫びを入れておくべきでしょう。
お金を貸したほうにしても、返済があることを当てにして予定している事柄があるかもしれません。
迷惑をかけないためには、期限を守ってきちんと返済することが原則ですが、それができないときには、マナーとしても、当然、連絡でのお詫びを怠るべきではありません。
また、約束した金額に満たなくても、一部だけでも返済をすることです。
このような事態で友情にひびが入ることも考えられます。約束が違う!となじられる可能性もあるでしょうし、強く返済を求められる可能性もあります。
そんな時、言葉の激しさから逆切れして、本当にこれまで築き上げてきた信頼関係が破壊されてしまうこともあります。
しかし、借りたものを約束通り返せなかった、あなたにも間違いなく責任があることだということを忘れてはなりません。
「いいよ」と言われても、返す心構えを
人情家のお友達だと「あげたつもりだから、返さなくていい」と、温情をかけてくれるような場合もあります。
とてもありがたい心遣いではありますが、それに甘えることはするべきではありません。遅れてしまうようなことがあっても、必ず完済するような心構えは大切です。
何よりも、自分自身の為に、「借り倒し」を当然とすることは、後々、借金癖を付ける原因ともなります。時間はかかっても、必ず返済するよう努力してください。