即日融資を利用したことがある方ならば、それが「即日でお金を借りられるサービスだ」ということが体験上わかりますね。
借金を急ぐ方にとっては、大変ありがたいサービスといえます。
では、「その即日融資って、ローンとはどう違うの?」と聞かれて、答えられますでしょうか。ほとんどの方が「???」となるかもしれませんね。
近頃は、多くのサービスが登場していますが、様々なオプションがついていたり、サービス名がカタカナ語になっていたりして、
なんとなく、言わんとする事はわかっても、違いをはっきりと説明することが難しくなっている部分があります。
金融機関で、お金の貸し借りに関するサービスを利用するときには、できれば、それらの違いについても明確にしておき、
自分が、どういうサービスを利用しようとしており、他のサービスと、どう違うのかという点をわかっておきたいところですよね。
そうすれば、自分にピッタリのサービスを利用することができます。
では、「融資」と「ローン」がどう違うのかについて、見ていきましょう。「融資」も「ローン」も、どちらも借金に関するサービスとして、非常によく見られる表現です。
金融機関の宣伝をチェックすれば、それらの言葉を、何度、見かける事になるかわかりません。そういう意味では、両者ともに見慣れた表現である事がわかりますね。
その状況からも分かる通り、どちらも「お金を貸すこと・借りること」を示す言葉であり、「お金の貸し借り」に関するサービスを指す場面で使用されるのは共通しています。
この点からいえば、両者には違いがないといえますが、ニュアンス的には両者にはちょっとした違いがあるのです。
どちらも借金を示す言葉とはいえ、「融資」のほうが、より広義なニュアンスを持っています。
「お金を借りている状態」や「お金を借りるための方法」は一つではありません。
考え始めれば、多数の状況が想定されますが、それらの状況において、幅広く使えるのが「融資」という言葉です。
必ずしも、商業的な融資ビジネスに限らず、個人間のお金の貸し借りにおいても、融資という言葉が使えないわけではありません。
これが「ローン」となると、少し事情が変わります。
もちろん、借金を示す言葉の一つですが、前述の「融資」に比べると、「ローン」が指す言葉の状態は、やや限定されがちです。
この言葉が持つニュアンスは、資金使途が限定されていたり、一括で借りた多額の現金を、分割払いで返済していく、といったスタイルを示す傾向があります。
どちらかというと、商業的な融資ビジネスにおいて使用される言葉で、個人間のお金の貸し借りにおいて「ローンを組んだ」というような表現は、あまり馴染みません。
つまり、「融資」のほうがその含意が幅広く、「ローン」よりも、もっと広義な言葉だということです。
「融資」が持つ意味の中に「ローン」は含まれますが、「ローン」が「融資」のすべてではないという関係にあるといえます。
このように、どちらも、借金に関する言葉であるのは間違いないのですが、ニュアンスにおいては以上のような違いがあります。
実際に使われている言葉を取り上げてみると「即日融資」とローンは違うのかというと、即日でされる融資が「即日融資」と呼ばれており、
即日で組めるローンも「即日融資」に含まれる、といったような理解で構いません。
厳密にいえばこのような事になりますが、あまり気にされる必要はないでしょう。
どうしても気になるようでしたら、融資を受ける前に金融機関側に尋ねてみると確実です。