私はショッピングが大好きな29歳のOLですが、5年前からクレジットカードが利用できなくなっているので、カードローンを利用したいと思っています。
クレジットカードは、支払いの遅れにより利用できなくなったと思うのですが、このような状態でカードローンを組むことができるでしょうか。
また、カードローンを組むための条件とはどういったことなのでしょうか。
A 現在の信用力や返済能力が良ければローンも不可能ではありません
過去に、クレジットカードでの返済遅延や、長期間の返済遅延があり、カードの利用が停止されているような方でも、現在の信用状況が改善されたり、
収入の増加などによる返済能力が向上したりしていれば、カードローンを組むことも不可能ではありません。
金融会社が、利用者の申し込みに応じてカードローンを設定する場合、申込者の信用力や返済能力などを審査します。
信用力に関しては、その個人の信用取引に関する情報を、個人信用情報機関から入手して、独自の判断基準で評価します。
つまり、金融会社やその保証会社は、クレジットカードによる購入や返済のなどの情報を、個人信用情報機関より取り寄せ、
収入に見合った取引であるとか、利用が多すぎないか、返済の遅延が何回あるか、というような信用状態を分析して、評価するのです。
この分析や評価の仕方は、各金融会社や保証会社により異なるので、どのような信用情報が評価の対象となり、どのような基準で重みづけされるかは不明です。
また、どの時点までの信用情報を重視するかも、企業によって異なるため、4~5年前に支払遅延等の信用事故を起こしていたとしても、
最近の返済状況が改善していれば、現在の信用力を高く評価することも、当然あり得ることなのです。
したがって、過去に信用事故を起こしたことで、自分の信用力に不安を感じている人が、カードローンを組むための条件としては、とにかく現在の信用力を健全化させることです。
特別、難しいことではなく、抱えているローンや、商品の割賦購入などがあれば、その支払いを契約に従い、確実に行えばそれでよいのです。
また、返済能力を高めることも重要なので、より多くの収入を得られる職務に異動する、転職するということも有効です。
さらに、収入が得られれば、預金するなどの資産を増やすことも評価を高められます。
こうした、現在の信用状態と返済能力を向上させることによって、金融会社や、保証会社の評価が高まり、カードローンの利用をOKしてくれることも期待できるのです。
各種ローンを組むために必要な条件や基準は?
ローンを組むために必要な条件は、どこで借り入れるのかによっても違いがあります。
ですから、一概にはこれが基準だと提示することはできませんが、基本は年齢、年収、勤務体系、給料、持ち家などが項目としてあります。
年齢は、満20歳以上であることが大半です。
マイカーローンにしても住宅にしても、カードやキャッシングを利用するにしても、それが基準です。
未成年は、まだ成人していないことから、保護者の同意がなければ、契約はできないことが法律で定められているためです。
そして年収、勤務形態や、勤続年数などもチェックが入りますが、これはすべて、返済能力があるかどうかを見極めるために必要な情報です。
各種、借り入れを行うとき、貸す側としては、貸した相手が返済してくれなければ困ります。
返済をきちんとできるかどうかを、重要視して貸し出すのです。
勤続年数は自営業で3年、一般の会社員で、1年は最低でも必要ですので、この基準をクリアしていなければなりません。
雇用形態は、正社員が有利ですが、種類によっては、アルバイトでも借り入れ可能な場合もありますし、
仕事をしていなくても主婦のように、配偶者に安定した収入がある場合には、借り入れが可能な場合もあります。
逆に、どのような人が基準を満たさないか、それは、結論から言えば、返済能力がない人です。返済できる見込みがないと判断されれば、ローンを組むことはできません。
年収が低い、勤続年数が基準以下、そして信用情報機関に問い合わせをした際に、過去の金融事故やトラブルの履歴が残っている場合も、ローンは組めません。
信用がない人が組めないのです。個人信用情報機関への問い合わせは、どこでも行われていますので、ここで過去に遅滞した履歴が残っていたり、
現在、複数から借り入れをしていて、返済できるキャパを超えているとみなされた場合には、それ以外の基準がクリアしていたとしても審査に通りません。
そして、審査は、申し込みをする会社によって甘さの基準が違いますが、手当たりしだい短期間で申し込みをすると、よほどお金に困っていると判断されて、
申し込みブラック、と呼ばれる状態になり、これもまた信用を落としますので注意しましょう。