金利の安いことが魅力なのが、銀行のフリーローンです。
例えば、50万円の借り入れの場合でも、消費者金融系の会社は、実質年率18%であることが多いのに比べて、
銀行系は14%~15%、もっと低いところでは、実質年率10%に近い銀行もあるくらいです。
金利8%の違いは、1年間を通すと4万円の差となりますし、3%の違いでも1万5千円の差となってしまいます。
どうせであれば、少しでも低い金利で借り入れをしたいのは、誰もが同じでしょうが、銀行系のフリーローンは、審査が厳しいのではないかという心配もあります。
消費者金融系や、信販系のフリーローンと、審査基準はどんな違いがあるのでしょうか。
確かに、銀行系の審査基準は、消費者金融系や、信販系の会社と比べて厳しいといえます。
しかし、それは全ての点において、銀行の審査が厳しいということではなく、銀行系の審査基準の方が厳しいと言える項目が多いというだけなのです。
そのポイントによって、消費者金融系であれば審査を通る人が、銀行の審査に落ちてしまったり、逆に消費者金融系の審査に落ちてしまう人が、銀行の審査に通ったり、といったこともあるのです。
その主なポイントをあげると、銀行系の方が厳しい審査項目は、他社からの借り入れ状況です。それは借入金額もそうですが、
むしろ、どこから借り入れをしているか、という点と、何件借り入れをしているか、という点の方が重視されるといえます。
銀行は、どうしても消費者金融系の借り入れをしている人には、他にも、何かあるのではないかと疑った目で見てしまうところがあります。
それに加えて、借り入れ件数が、既に3件以上ある人に対しては厳しい見方をしています。
銀行から見れば、小口の借り入れを何件もする人は、1ヶ所からまとまった借り入れをすることのできない、信用のない人といった評価をする場合があるからです。
この点においては確かに、銀行の審査は厳しいと言えるのですが、その他の審査項目で、消費者金融系などと大きな違いがあるわけではありません。
逆に、借入金額については、消費者金融系や信販系は貸金業法の総量規制の対象となるので、その人の、年収の3分の1を超える金額を貸すことはできません。
しかし、銀行はこの総量規制の対象とならないので、安定した収入があって、今までの返済をきちんとして信用と実績のある人が、それ以上の借り入れをしようとする場合などは、
消費者金融系では審査が通らないのに、銀行系の審査は通るということもあるのです。