複数の会社から借り入れをしている方は、その借り入れを、一つにまとめて借り換えをした方が得になる場合が多いでしょう。
その理由は、借り入れに対する適用金利は、借りている金額が少ないほど高く、多くなっていけばそれに合わせて下がっていくからです。
どれくらい得になるのかを知るためにも、自分が現在、どれくらいの金利で借り入れをしているかを正確に知っておく必要があります。
ちなみに、利息制限法では上限金利が決められており、借り入れ元本が10万円までは年20%まで、10万円以上100万円未満は年18%まで、100万円以上は年15%までとなっています。
この利息を超える借り入れがある場合は、過払い金が返還される可能性がありますので、弁護士さんや司法書士さんにご相談した方が良いでしょう。
先ほどご説明した、利息制限法の上限金利を超えて、いわゆるグレーゾーン金利にかかることのないように、
消費者金融系のキャッシングは、100万円以内の30万円、50万円といった小口で上限金利も18%となっていることが多いので、
その借り入れを、フリーローンで一つにまとめることができれば、借入金額が大きくなる分、金利も下がることになります。
消費者金融系各社とも、最高限度額500万円、適用金利は最低4.5%~5%となっていることが多いので、
200万円くらいにまとめることができれば金利も10%くらい下げることができるでしょう。
ここで問題になるのが、貸金業法における総量規制です。
この規定により、消費者金融系や信販・クレジット系の会社は、その人の年収の3分の1を超える過大な貸し付けはできないことになっています。
つまり、フリーローンで300万円を借りる場合には、900万円の年収が、200万円を超える場合には600万円の年収が必要となります。
そこまで年収がないという人には、銀行系のフリーローンがおすすめです。
年収が少ないのに銀行系?と意外に思われるかもしれませんが、銀行は、貸金業法の総量規制の対象にはなっていないので、
公務員や大企業に勤務していたり、勤続年数が長かったりなどで、安定した収入が見込まれる人は、年収400万円前後でも200万円の借り入れがOKとなるケースは十分あります。
年収が200万円を切るなど、条件に合わない人でも、今までの返済がきちんとできている人はそれが何よりも貴重な実績となります。
現在、借り入れをしている会社に、ローンをまとめたいので、どこまで借り換えすることはできますかと相談してみるのも良いでしょう。