TVCMや、ネット広告でもおなじみのフリーローン、使い道自由の便利さが人気となっています。
しかし、ひと口にフリーローンといっても、随時借り入れや、随時返済できるものと、そうでないものや、審査で収入証明が必要でない金額も、
50万円まで、であったり100万円まで、であったりと、会社や商品によって審査や条件が少しずつ違うのです。
その中でも、一番気になる金利について、取り扱う会社や条件でどんなに違うのかをみてみましょう。
例えば、50万円を借りる場合の実質年金利を比較すると、A銀行14.6%、B銀行14.5%、ネット系の銀行ではC銀行12%や中にはD銀行10%の金利もありました。
信販系ではE社14.8%、クレジットカードのキャッシングには通常カード18%、ゴールドカード15%というF社もありました。
消費者金融系では、G社17.8%でしたがH社をはじめ18%の会社が多かったです。同じ50万円を借りる場合でも、最低10%~最高18%までかなり差があることがわかりました。
しかし、元本は50万円ですから、8%の金利差はそれほど大きくないのでは、という意見もあるかと思います。
1ヶ月でも金利10%なら、50万円×10%÷365日×30日=約4110円です。これが18%となると50万円×18%÷365日×30日=約7397円となります。
1年となると、50万円×10%=50000円、50万円×18%=90000円ですから40000円の差が発生します。やはりこの差はバカにできませんね。
更に、裏技的な借り方ですが、同じ会社からフリーローンを借りる場合でも、利用限度額を50万円だけ申し込むよりは、
150万円、300万円と多く申し込んで、その中から50万円借りた方が、金利も安くなることが多いのです。
つまり、多くの会社では、実際に借りた金額に対して、適用金利が決定されるわけではなく、利用限度額に応じて適用金利を決定しているからなのです。
平均的な例として、金利14.6%のA銀行の例をみてみましょう。
利用限度額50万円で申し込んだ場合14.6%の金利は、150万円の場合は11.6%、300万円となると7.1%となります。
この銀行の場合、最高限度額500万円の金利は、年4.6%まで下がることとなっています。
広告や比較サイトの、実質年率4.6%~14.6%という部分だけを、漠然と見ているだけではわかりにくいこともいろいろとあるのです。