フリーローンの審査には、通常のキャッシングやカードローンと同じ点も多く、またフリーローンならではの審査もあります。
そもそも、フリーローンと、キャッシングやカードローンの違いは何かですが、最近はとても分かりにくくなっています。
もともと、フリーローンは事業性の資金など、禁止項目以外に使い道を限定しませんよといったローンのことで、
本来は、申し込みのつど全額が指定の口座に振り込まれ、毎月返済をしていくものでした。
ところが、だんだん限度額の中なら借り入れ自由、しかも随時返済といった商品内容に変わり、
しかも、銀行のこの分野への参入から、フリーローンもカードが発行されATMが利用できることが多くなったり、
今まで100万円くらいまでが限度であったカードローンが、300万円や500万円に限度額を引き上げたりしてきたため、
名前がカードローンであっても、基本的に使い道自由のフリーローンやその逆も見られるようになり、
フリーローンやカードローンは商品名が違っても、商品内容に違いを見つけることが難しくなったのです。
しかし、通常のキャッシングの限度額が、数万円~せいぜい50万円程度であるのに対して、カードローンは50万円~500万円、
フリーローンも、500万円や、中には1000万円近いものまでありますので、当然、申し込み金額が大きくなればなるほど、審査基準が厳しくなります。
また、そのローンを取り扱う会社が、銀行や銀行系であるのか、信販・クレジット系や消費者金融であるのかの違いによって審査基準が違ったり、
貸金業法の総量規制の対象となるかどうかの違いがあったりしますので、そもそも自分の年収の3分の1以上の借り入れを、信販会社や消費者金融会社では申込みしても、審査が通らないこととなります。
どんな審査でも共通するのが、年収が200万円に満たない、あるいは勤続年数や居住年数が1年に満たない人は審査が厳しくなりますし、
個人信用情報機関に、金融事故情報が登録されてしまった人の借り入れは、ほとんど無理となります。
最近では、返済の延滞は3ヶ月からではなく、61日目から登録されている例もありますので、きちんとした返済を続けていることが大切となります。
50万円、あるいは100万円まで、収入証明が不要の会社も増えてきましたし、フリーローンや大型のカードローンでは、持ち家や固定電話があることが重視されたり、
担保型のフリーローンでは、担保評価が加わったりすることが、審査の違いであると言えます。