フリーローンという言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、どういったローンなのか、何がフリーなのか、といった内容はあまり知られていないかもしれません。
何がフリーなのかというと、使い道が自由なローン、ということです。
銀行や、消費者金融会社などが融資をするとき、住宅ローン、マイカーローン、教育ローンなどあらかじめ使い道が決まっているものが多いですし、
家具やパソコン、バイクなどをローンで買うという時も、信販会社がその目的に合わせてローンを組んでいます。
こうしたお金の使い道を、貸し手側から見ると、資金使途といいますが、使途自由で借りる人の返済能力だけを審査してお金を貸すわけですから、
使途が決まっているローンと比べると、どうしても金利が高くなってしまう、というところが短所といえるでしょう。
しかし、金利については一般的には借入金額が少ないほど高く、金額が大きくなれば下がっていくことが多いので、
まとまった金額をフリーローンで借り入れした場合に、目的の決まっているローンよりも借入金利が低くなることもあります。
同じ会社のフリーローンでも、30万円借りている場合と、300万円借りている場合では、金利が変わってくるのです。
これについては、実際に借りている金額よりも、借入限度額で、金利を設定している会社が多いので、
30万円を限度額いっぱいで借りている方が、300万円の限度額から30万円借りている場合よりも金利は高くなります。
また、担保についても無担保型と有担保型があり、やはり担保がある方が借入金利は低くなります。
以前、フリーローンは、カードローンやクレジットカードのキャッシングなどと分けて考えられていましたが、
だんだん双方の特徴が似てきましたので、今はカードローンなども広い意味でのフリーローンの一種と考えて良いでしょう。
資金の使い道は自由とはいっても、事業性の資金には利用できないなど、フリーローンにも対象外の使途がありますので、申し込みをする会社の利用規定をよく確認するようにしましょう。