家などの不動産や、車など高額なものを購入するときに、夫婦間でお金の貸し借りをすることもあるでしょう。
信頼しあえないような夫婦であればもちろんですが、信頼しあっているような夫婦であっても、できるだけ借用書は作るようにしたほうが無難です。
もちろん、二人で住む家だったり、二人で使う車であったりする場合はあるでしょうが「ある時払いの催促なし」でお金の貸し借りを行えば、税務署から贈与とみなされる場合もあります。
そうなってしまえば、無駄な税金が、出費として計上されることにもなりかねません。それを防ぐためには、まずは借用書を作成し、利息もしっかりと支払っていくことが重要でしょう。
これは、夫婦間に限ったことではありません。
遠いところであれば、友人とのお金の貸し借り、近いところであれば、親子でのお金の貸し借り、いずれにせよお金を借りる場合、貸す場合、共に借用書は作成しましょう。
今は、関係が円滑だったとしても、その関係が今後、円滑ではない状態になる可能性もないとは言い切れません。
借用書が無いようであれば最悪「そんなものはなかった」と言われてしまえば終わってしまいます。
そのような最悪の事態も考えつつ、借用書は、金額や利息など、必要項目を取り決めたものを記載し、可能であれば、法的に有効な方法で保存しておくことが望ましいと言えます。
夫婦間の場合も利息を設定し、契約書を作成することが最善と言えます。
利息の記載が無い場合には、自動的に法定の利息である5%が適用される、と言うことも忘れずに覚えておく必要があります。