By: Keoni Cabral
破産というと、ちょっと良くないイメージが浮かびます。負のイメージが強いことは間違いありませんが、一体どのようなデメリットがあるのかは知られていません。
当然、最大のメリットは、負債が一掃されると言うことでしょう。では、破産したときのデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
まず、破産をすれば、いわゆるブラックリストに載り、新たな借入は、当面難しいと言うことがデメリットとして挙げられます。
車のローンや住宅ローンも難しくなりますので、しばらくは、大きな買い物はできないと考えていたほうが良いでしょう。
そして、財産を持っていた場合にはそれらを処分される事となります。不動産は当然処分されますし、一定の金額を超えた現金なども処分の対象です。
保険に加入していれば、その解約金も対象になります。破産して、自分の借金が帳消しになったとしても、保証人には請求が行きます。
結果として、保証人が身内であったり友人であったりした場合、結局、債務が身内に移るだけと言う場合もあります。
自分の借金の状況も見極めて、破産を検討する必要があるでしょう。
破産すると、海外旅行にいけない、という噂は耳にしたことがあるでしょう。確かに、一定の期間は長期の旅行や転居などができません。
しかし、これはあくまでも一定の期間のみ。あまり深く懸念するような内容ではないといえます。
同じく、一定の期間について特定の職業に就くこともできなくなります。
しかし、これも一時的なものであり、該当する職業に従事している場合を除いては、大きなデメリットと考える必要はないでしょう。
まだまだ細かいデメリットはあるかもしれませんが、大きなデメリットは上記のようなものです。
確かにデメリットかもしれませんが、大抵の場合、破産しなければいけないような状況であれば、財産などは保持していない場合がほとんどでしょう。
そのことから考えると、一番のデメリットは、新たな借入ができなくなることに限られるのではないでしょうか。
お金を借りることは簡単にできますが、その返済にはそれなりの負担が生じます。
以上のようなデメリットと比較して、借金をなくしてしまう事のほうがメリットが大きいようであれば、破産してしまうのも選択肢の一つです。
そのことで、新たな人生を歩むことができるという事を考えると、破産と言う負のイメージもそこまで大きなものではないように感じるのではないでしょうか。
まずは自分の状態に照らし合わせて、破産のデメリットを検討することが重要でしょう。
