サラ金は、以前サラリーマンを主に対象として、お金を貸していた消費者金融の略称ですから、サラ金と消費者金融は同じです。
サラリーマンを含む、一般個人向けの融資を専門にする金融会社は、無担保無保証でお金を貸し付けますが、
その反面、金利が高く、返済が遅れると厳しい取り立てが行われました。
昭和50年代には、その行き過ぎた取り立てが「サラ金地獄」と言う言葉が生まれ、大きな社会問題になり、
この問題を契機として、金利の上限が法律で規制されるようになりました。
この、上限金利を制限する法律が整備された後に、イメージが悪いサラリーマン金融という呼び方がされなくなり、消費者金融という呼び方になったのです。
これは、借金をキャッシングと言い換えたのと同じことで、その実態には差はありません。
なお、クレジット会社のローンやキャッシングも、広い意味では消費者金融に含みまれますが、
単に消費者金融、または消費者金融会社と呼ぶ場合には、消費者金融の専業業者のことです。