保証契約という言葉を聞かされても、ぴんとこない人が多いでしょう。保証契約とは誰かの借金の保証人になるということです。
連帯保証人とも呼ばれますが、誰かの保証人になった場合には、債務者が借金を払えないときには全額債務を支払う義務を負うということです。
その際に、債権者と保証人との間で終結されるのがこの保証契約です。
では、この保証人は、キャッシングサービスを受けるときには、必ず必要になるのでしょうか。一昔前は、消費者金融などで小口のローンを組む場合でも、保証人を求められました。
しかし、債権者、債務者、保証人の間でトラブルが起こるケースも多く、これでは気軽にキャッシングができないので、現在では殆どの場合、保証人は不要です。
保証人を立てないかわりに、年収や勤務先、勤続年数、過去の借入歴などを入念にチェックし、回収を見込める相手かどうか審査が厳しくなりました。
また、金利を高めに設定することで、未回収分を金利に織り込む仕組みになっています。
個人が行う小口のキャッシングでは、保証人は必要ありませんが、個人事業主向けの貸付の多くは、保証人が必要になります。
しかし、必ずしもビジネスローンに保証人が必要とは限りません。
その設定は会社によって異なりますが、たとえば300万以下であれば保証人が必要なかったり、法人の場合は、金額に関係なく保証人が必要になったりします。
ただし、保証人が必要ない場合でも、結局のところ保証会社へ保証料を支払ったり、金利が高くなったり、というデメリットがあります。
借金には保証人が必要、というイメージを持っている人が多いと思いますが、
私たちが普段利用する少額のキャッシングには、保証人が必要ということはありませんので心配は無用です。
Photo by inkedmn