使い道が自由で、会社によっては、低い金利での借り入れも可能なフリーローンは、人気のある商品です。
しかし、ローンですから心配となるのはその審査でしょう。
また、取り扱う会社も銀行系だけではなく、信販・クレジット系、消費者金融系、といろいろありますので、その審査基準の違いも気になるところです。
フリーローンの審査項目には、次のようなものがあります。
まず、仕事についてですが、職業、勤務先、勤続年数、年収が見られます。
評価が高いのが、公務員や大企業に勤める、勤続年数-1年以上の人で、勤続年数が10年を超えると、とても高い評価となります。
逆に評価が低い人は、無職者、アルバイト、自営業者で、これに比べれば中小企業の会社員はまだ評価が高いといえます。
勤続年数で1年に満たない人は、評価の対象にならない場合もあります。最近は、銀行系でも学生は10万円までOKとか、
本人に収入がない場合は、配偶者に収入があれば30万円までOK、といったところが増えています。
安定した収入がある人は、主婦やアルバイトでも、一定額までなら、借り入れも可能となってきています。
年収は、多い方がもちろん良いのですが、400万円以上あれば、それなりの評価をされますし、逆に、200万円に満たないようであれば、評価は低くなるでしょう。
次に、持ち家かどうか、居住年数、固定電話の有無、家族構成などが見られます。
持ち家の方が、賃貸よりも評価は高くなりますが、それよりも、居住年数が1年以内と短い場合は評価が低くなります。
逆に、10年以上であれば賃貸でも評価が高くなります。固定電話もあった方が良いですし、家族構成も、独身よりは既婚の方が良いでしょうが、
子どもについては、いない方が可処分所得も多くて良い、といった評価をされる場合もあります。
このあたりの評価は、銀行系の審査の方が、若干厳しいかもしれません。
他には、今の借り入れがどこからいくらあるのか、個人信用情報機関に、金融事故情報の登録がないかを見られるのですが、
借り入れ件数が5件以上と多い人、借り入れの総額が、自分の年収の3分の1に近い人などは、やはり厳しい評価をされます。
また、返済が2カ月以上遅れたことがある、短期間に何件も審査の申込みをしているなど、金融事故情報が登録されていると、
銀行系に限らず、どんな会社の審査も通ることは難しくなってしまうでしょう。