最近、カードローンの借り換えによる「おまとめローン」なる言葉をよく聞きます。
これは、主に複数のカードローンに対しての返済がある場合に、それらを一社のカードローンへの借り換えにより返済による負担を減らそうということです。
複数のカードローンを一つにすることで、返済期日が約一ヶ月に一回になる、利息の軽減も期待できるというメリットがありますが、その裏にデメリットも潜んでいることを忘れてはいけません。
意外に多いのが、おまとめローンの審査に通った途端、安心感から気が大きくなって、新たな借り入れをして逆に負担を大きくしてしまうケースです。
カードローンの返済の負担を、少しでも軽くするために借り換えをしたのに、逆に負担を大きくしては元も子もありません。
また、契約先によっては、期待した程には金利が低くならなかったことになる可能性も全く無いとは言えません。
審査における具体的な基準は、会社ごとに異なるということを忘れてはいけません。
仮に、カードローンをまとめる前に契約していた各社からは、低めの金利で借りることができていたとしても、借り換え先の会社でもその金利が適用される保障はどこにもないのです。
たとえ、借り換え前は一度も返済における遅延が無かったとしても、複数の会社から借りていたという点で、
金銭管理がルーズな人と見なされ、それが適用金利の決定に影響しないとも限りません。
最後に、一番大事なことは、借り換えはあくまでも借り換えであり、決して元本が減るわけではないということです。
カードローンの借り換えは、返済の負担を軽くする方法として有効な手段ではありますが、利用する際には決してメリットばかりではないことを肝に銘じておくようにしてください。
