金利を制する者は借金を制す!借りる前には、まず金利を知ろう!
お金は、借りたら必ず返さなくてはなりません。
「借りたものは返す」は基本中の基本ですから、その次には、「どうやったら、合理的に損をしないで返せるか」を考えていくことになります。
借金の返済というものは、経済生活に大きな影響を及ぼしますし、金額が大きければ年単位で生活を圧迫する要因にもなりかねません。
そういう事態を招かないためにも、「金利」に関する考察はしっかり行っておく必要があります。
借金をしたとき、最も怖いのが「金利」であると言っても差し支えがないほど、金利が高いか低いか?は、影響が大きいものです。
もちろん、低ければ低いほど、最終的に返済する金額は少なくて済むということになりますから、まず、少しでも低金利で借り入れることができる方法を検討するように心がけましょう。
消費者金融の公式ホームページや、広告などに載せられている金利は、低い方の金利を大きく、高い方を小さく記載するという方法がとられています。
そのため、実際に申し込んだときは、低い方の金利が適用されるような錯覚を起こしてしまいます。
しかし、ほとんどの場合、初めての申し込みでは、高いほうに近い金利を提示されることが多いのです。
消費者金融では、初めての取引の際に契約する金利はあまり低く設定されていないことが多いと言われます。
その一方で、顧客獲得目的で、最初の1週間だけ金利ゼロ、とか、1か月間金利無料といったキャンペーンを行ったりもしています。
ですから、どうしても、という場合の借り入れなら、こうしたものも上手に利用することで、実質金利を多少なりとも引き下げることもできるでしょう。
元金が少ないほど、金利は高いのが常識!
消費者金融の金利は、元金の金額に応じて、適用してよい率の上限が法律によって定められています。
貸金業法の規定する最高金利は、
元金10万円未満のとき…20%
元金100万円未満のとき…18%
元金100万円以上のとき…15%
と、定められています。
つまり、借り入れた金額が少ないほど金利は自動的に高くなります。
これを少しでも節約しようと思うなら、「少額を借りて短期間に返済」が、まず、セオリーです。
契約書には、必ず金利を明記することも定められていますから、ご自分の借りている金利がどうなっているかも確実に把握しておきましょう。
返済回数を減らすことで、利息が節約できる
金利が高いときに重要なのは、どうしたら可能な限り少ない利息に抑えることができるか?ということでしょう。
利息は、返済の時間が長引くほどに金額がかさみます。
ですから、少しでも余分に利息を払いたくなければ、返済回数をできるだけ減らすか、少しでも早く返してしまうことが、結果として無駄な利息を払わないで済む、ということになります。
しかしながら、これを実行するには、生活との兼ね合いを上手に検討して、日々の暮らしが苦しくならない範囲で返済の金額を増やすことができれば、元金を繰り上げて返済していく効果が見込めます。
結果として、利息を減らす効果が得られることになります。
もしも、利息の負担が大きくて生活が圧迫されるような状況であるのならば、借り換えを検討するという方法もあります。
おまとめローンなどの場合、現在借りている金利よりも、5%程度の金利差があれば利益が大きいと言われています。
あまりに生活が困窮するときは、そうした方法も考えて、視野に入れておくとよいでしょう。