目的のためには手段を選べ!?お金を借りる方法は一つではない!
お金に困っているときは、「とにかく、早く工面しなきゃ!」と焦って、借りられるまでのスピードばかりを重視し、とりあえず、すぐ貸してくれるところを考えていませんか?
こうしたお金の借り方、実は、あまり、良い選択とは言えません。
なぜなら、お金を貸してくれるところは、どこも同じ条件で取引を行っているわけではないからです。
例えば、消費者金融の広告一つを見てみても、一見、同じ程度の利率で取引を行っているように見えます。
しかし、良く気を付けてみると、利息の割合も、各社、微妙に差があるものなのです。
当然ながら、金利が低いところほど、返済しなくてはならない合計金額は少なくなるわけですから、
借りる額が同じであるのならば、少しでも金利の低いところを選ぶ方がいい、ということになります。
しかし、いくら金利が低くても、審査が通らなければ、貸し付けを受けることはできませんね?
審査なしでお金を借りることはできないものでしょうか?
ネット情報の「審査なし、即融資」は大丈夫?
ネット検索で、「審査なし」「借りる」などのキーワードで検索を行いますと、
「審査なし、ブラックでもOK、すぐ借りられる消費者金融」などのタイトルのページがたくさんヒットしてきて、
「審査なしでも貸してくれる消費者金融があるんだ。」と思ってしまいそうですね。
しかし、ちょっと待ってください。
消費者金融の法律である、貸金業法は、平成22年の改正で、「貸付限度額は、年収の三分の一を超えてはならない。」と定めており、限度額の設定の為に、収入証明の提出を求めています。
また、複数の消費者金融の借り入れを、相互に把握することができるよう、信用情報協会への加入登録も決めています。
もし、本当に審査なし、だったとしたら、これらの条件をクリアすることはできるでしょうか?
結論から言えば、審査なし、即融資などを売り物にしている業者は、ほとんどが違法なヤミ金だと考えて差し支えないでしょう。
このようなところから借り入れを行ったりしたら大変です。法外な利息を請求されて、あっという間に経済破綻への坂道を転げ落ちることにもつながりかねません。
少額ならば、審査の負担を軽減してくれる金融商品もある
改正貸金業法は、50万円を超える貸し付けについては収入証明の添付を義務付けています。
これは、年収の三分の一を超える貸し付けにならないようにする目的で行われているものです。
しかし、これは反対にみると、「50万円以下、1か所の貸付であれば収入証明の添付は要らない」という意味とも読み取れます。
また、貸金業法は消費者金融と、クレジットカードのキャッシング枠の取引を規制する法律ですから、
消費者金融および、クレジットカードのキャッシング以外の金融機関であれば、対象外です。
例えば銀行などの場合は、別、ということになります。
そのため、昨今では消費者金融でも50万円以下の貸し付けについては、収入証明、所得証明の添付を求めずに簡単な審査で貸し付けを行っているところも増えてきました。
このような場合、審査はありますが非常にシンプルで、短時間での融資が可能な形式になっています。