審査のヤマ場、「在籍確認」とは?
消費者金融に申し込みを行うと、原則的に審査が行われます。
ネット申し込みの時に、機械的に行われる、簡単な基本情報や自己申告の年収、勤務先の情報などは、比較的どなたも問題を感じることはありません。
しかし、その後、在籍確認がある、となると一気に緊張感が高まる方がほとんどのようです。
在籍確認というのは、「消費者金融業者などが、申込者の勤務先に電話等を入れて、本当に勤務をしているかを確認する」というもの。
もちろん、消費者金融には、個人情報保護法により、「業務上知り得た情報を、第三者に漏らしてはいけない」という規制がかかっています。
ですから、「○×金融ですが、御社の◆◆部に、甲野乙太郎さんという方は在職されていますか?」といった、ストレートな質問はできません。
したがって、多くの場合、担当者の個人名か、保険会社などの、あたりさわりなさそうな名前で連絡が入ってきます。
こういわれても、消費者金融から、勤務先に電話が入ってくるというのは嫌なものです。
更に、パート勤務や、派遣労働者、ニートなど、形態によっては、電話をされても応対できなかったり、
事業所の外で作業をしていたりして、在籍していることを確認しづらいといったケースもあり得ます。
在籍確認を設けている業者の場合、当然に、在籍が確認できなければ審査も通らないのですから、借りる側にしたら非常に困ったことです。
特に、ニートのような形態ですと、職場が確定していないですから、在籍確認アリの所では借り入れができなくなってしまうということにつながります。
ニートもOK!?在籍確認なしという大手消費者金融業者もある?
お金を借りるため、仕方ない事とはいっても、消費者金融から職場に電話がかかってくるのはどうも、気持ちが晴れないという方もいらっしゃいます。
そういったニーズを踏まえて「在籍確認なし」というのをウリにしている、大手消費者金融もあります。
ニートの場合、むしろ、「在籍確認は困る」といった風潮もあります。
金額の上限はありますが、現在は、多くの消費者金融が「50万円以下なら収入証明、所得証明の添付は不要」といったサービスを展開していて、
在籍確認にしても、「電話不可」などの申し出によって、違う方法での確認を行うとか、在籍確認そのものが省略されるという形をとっているところもあります。
つまり、キチンと定期的に働いており、そこから、固定的な収入があるということが確認できるかどうかが重要であるので、
その点の信頼があれば、電話で確認するまでの必要性はなし、という判断を行っているものと思われます。
消費者金融の様な信用貸付の場合、大切なことは、返済能力があるか?ということに尽きるので、そこを確認する方法があればいい、ということなのかもしれません。
大手消費者金融の○コムや、○ビットなどは、在籍確認なしの取引を行っている模様です。