お金の借り方は、目的で選ぶ
お金が借りたい!と、考えたとき、借入先は何種類くらい思いつきますか?
クレジットカード、キャッシング、消費者金融、銀行、質屋さん、など、金融機関だけでもいろいろなところが思い浮かぶことと思います。
貸付先がたくさんあるように、貸金をするところは1か所ではありません。
お金を借りるとき、「ここでしか借りられない」という考え方は、実は損をしやすい思考だと言えます。
無駄なお金を使わずに、なるべく損をしないで借りたいと思うのであれば、目的や、返済予想をよく検討してから借りることが一番の成功しやすいコツでしょう。
「生きていくため」と思うのであれば、生活保護や社会福祉協会の生活資金貸付制度を考えよう
最も深刻な、「食べるものがない、家賃もない、電気、ガスも止められる!」といった厳しい状況になっときだと思います。
このような状況は一時になるわけではありません。
先々が厳しく、このままいくと、こうなりそうだと思われるときは、早めに役所の福祉課に相談し、まず、生活保護の受給ができないかを相談しましょう。
生活保護は、一定の条件に当てはまっていれば受給対象になります。
しかし、その条件はかなり厳密で、わずかなところで当てはまらないという場合も多くあります。
ですから、とにかくまず、「生活保護が受給したい」と申し入れて、申請をしてみましょう。
もし、運よく通ればラッキーです。申請から、実際の受給までには時間がかかるので、早めの手続きが大切です。
ここで、生活保護が受給できない場合も考えて、社会福祉協会の生活費貸付が借り入れできないか?問い合わせもしておくとよいでしょう。
こちらは、返済が必要になりますが消費者金融などの金融機関と比べて金利が低いのが特徴です。
公的な融資になりますから、条件は細かいですが、生活保護を受けられないが、生活に困っている人の救済制度として利用されています。
特に、手術費用などの一時的で高額な出費には利用しやすい傾向があるようです。
積立生命保険の契約者貸付、定期預金の定期担保貸付
「お金はあるけど、今は動かせない」という場合は、一時的に借り受けて、返済するという方法を取ることができないかを検討しましょう。
積立生命保険に加入して、ある程度の期間積み立てている場合や、定期預金を持っている場合、これらを担保にして、少額の融資を受けることができます。
担保となる積立や預金の金額に対して、9割程度の金額を上限として貸し付けが受けられ、返済のときは、利息が加算されます。
もし、返済できないとなったときは、解約して相殺することもできますし、満期受取までそのままにしておけば、自動的に相殺処理がされます。
契約者貸付は、簡単な手続きでカードを発行し、貸付も返済もそれで済みます。定期預金の場合は総合口座以外は、窓口手続きが必要です。
総合口座であれば、そのまま、ATMで必要な金額を引出せば、自動的に担保貸付にされて処理が行われます。
これらの利用は、基本的に自分のお金から出していることには変わりないのですが、将来に必要なお金から先払いしてしまっている状況なので、
なるべく少額、短期間で済ませておくことが大切です。
自分のお金ではあるものの、返済をしないでいると大変な損をすることにもつながりますから、必ず返済しておきましょう。