覚えてますでしょうか?スタイルのいい女性が華麗に踊るCMが話題になり、一時は、どこもかしこもそのCM、音楽をマネあっという間に名前が知れ渡った消費者金融がありましたね。
CMの効果もあり顧客も増え、一気に大手消費者金融の仲間入りをしました。しかし、会社更生法を申請し、事実上倒産の危機に陥ってしまいました。
今でも、消費者金融はその数を増やしていますが、一時は把握しきれないほど消費者金融の数が増えたのにも関わらず、今では数えるほどの企業しか残っていません。
このような理由には、大きく分けて二つの理由があります。改正貸金業法により金利の見直しという、一斉に金利が引き下げられた事。
大手銀行と提携して信用を得て顧客が流れた事です。改正貸金業法のおかげで、我々が利用しやすいように金利が引き下げられました。
それと同時に、収入によって借り入れられる額も制限しました。というのは、多重債務の問題が、年々深刻化されているので、その状況を何とかしようと貸金業法の見直しを計ったからです。
この改正貸金業法がキーポイントになりました。金利が引き下げられた事によって消費者は、今まで払っていた金利の返還を求める事ができるようになったのです。
我々、消費者が払い過ぎた金利を過払い金と言います。この過払い金の請求が膨大になり、会社の資金では返せなくなった、それが相次ぐ倒産の原因です。
そう考えると、我々はそれほど多い金利を払っていたのかと・・・。
銀行と提携をした消費者金融が増えたのも、こういった過払い金返還の対策と言えます。
銀行と提携せずに会社の資金だけで乗り切ろうとした会社は、過払い金の多さに資金が追い付かなくなったのです。
また、大手と言われる消費者金融は、消費者金融同士で提携を組み1本化し、顧客を一気に増やしたのも生き残った理由と言えるでしょう。